2011年3月22日火曜日

火力発電所

今回の東日本大震災で原子力発電所はいまだにくすぶっています。

くすぶっている、というと語弊がありますが
核物質が冷めるのに要する期間を考えると
数ヶ月や数年間(ものによる)の間、冷やさないといけない訳です。

さて、火力発電所の話ですが

今回の震災により、火力発電所もストップしています。
原子力がなくても火力発電所だけでまかなえる論をたびたび見かけますが
それって本当に上手くいくのでしょうか。

原子力発電所のみならず、火力発電所の一部も今回の震災により被災しています。
原子力発電所と比べたら復旧は早いでしょうが、
それでも時間はかかります。

復旧したり、点検などの理由で停止している火力発電所をすべて可動させれば
必要電力はまかなえるよ、とはならないでしょう。
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110321ddm012040045000c.html
火力を総動員しても、冷房利用の増える夏場の電力需要は賄い切れず、電力需要抑制策の強化は避けられそうにない。

という話もある訳です。

定期点検を短縮、前倒しして始動させることに異論はありません。
でも、逆に言えば、今後も定期点検の必要はありますし
何かあったらまた止めることになる訳でして。

火力発電所だけで電力の60~70%を占めているという値を見ても
非常に危うい綱渡りを今後も続けていかなくてはならないということになります。


今後、中長期的にみて
火力だけに頼る訳にもいきません。

国として、今後のエネルギー問題をどう捉えていくか
大きな課題だと思います。


そういえば、オール電化って今後どうなるんでしょうね。

0 件のコメント:

コメントを投稿