2011年3月19日土曜日

発電方法とメリット・デメリット

東日本大震災によって原発は危険だ、という声も高まることでしょう。
しかし、じゃあ他の発電は大丈夫なの?と。
そもそも、他にどんな発電方法があるか考えてみました。


水力発電
日本に昔からあるオーソドックスな発電所の1つですね。
ダムを作り、水圧によりタービンを回し、発電します。
場所が山間部に限られ、水圧を確保する(水の落差を確保する)ために
ダムを作らなくてはなりません。
ダム反対派には迷惑な存在かもしれません。
メリットとしては、揚水発電と言って、夜間など電力消費量が少ないときに
他の発電で生み出された電力を使い水を汲み上げることにより
見かけ上、電力を蓄えることが可能です。


火力発電
燃料を燃やし、それによって生じる水蒸気などを使ってタービンを回し、発電します。
これもオーソドックスですね。
燃料も規模も様々なので一概には言えませんが
大きな問題は化石燃料を使い、CO2を排出するものが殆どです。
技術の進歩により、有害物質は集塵フィルタなどであつめ
環境への負荷を減らす努力はなされています。
でも、燃料が枯渇することやCO2の排出問題はなかなか解決しないでしょう。


風力発電
ヨーロッパなどでは国により普及していますね。
一定の風が常に得られるような場所には最適でしょう。
しかしながら、日本には台風がよく来ますので
そういったときは機能しない(発電出来ない)などの問題があります。
また、風切音が赤ちゃんに与える影響だとかも懸念されていたり。


地熱発電
地球の中心部は熱いので、地層奥深くに水を流しこめば
沸騰して出てきて、それでタービン回そうよ、というのが地熱発電のおおまかな仕組みです。
一部の人は、日本なら地熱発電で原子力発電分賄えると言われています。
(個人的にはどうなの?と思いますが。)
地熱発電の多くは場所としては山間部の温泉地付近につくることになると思いますが
発電方法として地球に与える影響がないのか不安になります。


潮流などの発電
海の満ち干きや海水の温度差などにより発電します。


原子力発電
加圧水型や沸騰水型といろいろありますが、
核分裂のエネルギーでタービンを回す発電方法です。
今回の東日本大震災で被害を受けた福島第一原子力発電所なんて
もう40年も昔のものなんですね。
単純に考えれば、CO2を出さないクリーンなエネルギーですが、
使い終わった燃料は地中奥深くに埋めて処分するしかなく、
放射能の人体に与える影響や維持管理を考えると
諸手を挙げて喜べる発電方式とは言い難いです。
ただ、発電するエネルギーは莫大で
この時代、なくてはならない発電方式の1つだと思います。


太陽光発電
ソーラーパネルなどを使い、太陽光を電気に変換します。
将来的には改善されるかもしれませんが、
今はソーラーパネルを作るのに必要な電力や占める場所、
また発電効率の悪さを考えるとイマイチです。
困ったことに、電力会社が太陽光発電促進のため、電気料金に
促進費用を上乗せすることを決めました。
だからと言って、生活が豊かでない人なんて
自宅にソーラーパネルを設置なんて出来ません。
困った話です。


燃料電池
家庭用ならエネファームで使われるものですね。
分かりやすく言えば、水素と酸素より電気を作ります。
家庭ではLPGや都市ガスから水素を取り出し、
空気中の酸素と反応させます。
エネファームの場合、その過程で発生する熱を
給湯に使うのでエネルギー効率が高いのがメリットです。
デメリットは様々ありますが、
機器が高いんですよね。





他にも発電方式はありますが、
まずはここまで。

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